〒543-0051 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-7-4 トラスティ夕陽ケ丘805
大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 徒歩1分
受付時間
9:00~18:00
(土・日・祝日を除く)
クラブ接待を繰り返し受けた等として諭旨解雇された元従業員が、退職金の減額は無効と訴えた事件で、東京地方裁判所は「5割を超える減額は無効」と判示しました。
元従業員は、不動産サブリース専門会社の支店勤務で、管理建物の修繕工事等の発注に関する業務上の権限を有していました。
その権限を行使して、業務の受注先を元部下が経営する会社に変更した後、繰り返し高額なクラブで接待を受けました。さらに、元部下に対して、クラブで働く外国人ホステスの在職証明書偽造も頼んでいました。
内部調査で不正が発覚し、会社は諭旨退職処分としましたが、退職金規定に基づき、退職金は全額が不支給となりました。
裁判所は、元従業員の「元部下からの接待は、個人的関係によるもの」という主張は退けましたが、退職金の減額のうち5割を超える部分は無効という判断を示しました。
接待金額が非常に高額とはいえず、偽造証明書も実際に使用されなかった点を踏まえ、「過去の勤続の功をすべて抹消するまでの背信行為といえない」と述べています。
【令和3年6月2日、東京地裁判決】
〒543-0051
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-7-4
トラスティ夕陽ケ丘805
大阪メトロ谷町線
四天王寺前夕陽ヶ丘駅 徒歩1分
9:00~18:00
土曜・日曜・祝日